最後の晩餐~平和主義者の連続殺人:映画は凡庸、背景は複雑

評価:1点(5点満点中) 総評: 1995年のアメリカ映画。共同生活を営むリベラルな5人の大学院生が、ある事件をきっかけに保守的な傾向を持つ人物を家に招いては殺害を繰り返す、、、という内容で、一応ブラックコメディという色分けとなっていますがコメディ要…

マイ・インターン:都会のおとぎ話

評価:3点(5点満点) 総評: 2015年のアメリカ映画。非常に見やすい映画と言えます。主人公をはじめ悪人や嫌な奴は一切出てきません。視聴者の心に刺さるようなきついシーンもなく、ストレスなく安心して最後まで見ることが出来る映画です。最後まで気持ちよ…

レザボア・ドッグス:構成の妙

評価:4点(5点満点中) 総評: 92年公開のアメリカ映画。クエンティン・タランティーノ監督の初監督作品であり、本作の高評価を切っ掛けに、次作『パルプ・フィクション』で一躍スター監督の仲間入りを果たすことになります。また、日本におけるインディペン…

ワンス アポン ア タイム イン アメリカ:長所と短所がそれぞれ際立つ作品

評価:2.5(5点満点中) 総評 久々に見ましたが、やはり評価の難しい作品です。セルジオ・レオーネの遺作となった本作ですが、可もなく不可もない駄作でもなく、かといって非の打ちどころのない傑作とも言い難い。好きか嫌いかで言えば好きの範疇に入る作品な…

原尻の滝

雲一つない晴天が続くのでバイクに乗りたくなり、またツーリングに出かけました。 行き先は原尻の滝。福岡の自宅からは4時間ほどの距離です。 別名「東洋のナイアガラ」。実際に見るのは初めてなので楽しみです。当日も気持ちの良い絶好のツーリング日和です…

ブラック・フラッグス 「イスラム国」台頭の軌跡:混迷の中東、その道程とは

『ブラック・フラッグス 「イスラム国」台頭の軌跡』を読了。著者のジョビー・ウォリックは本書で2016年のピュリツァー賞を受賞しています。 2018年現在ではその勢力範囲の大部分を失った「ISIL」ですが、一時はシリア・イラクにまたがる広大な領域を占有し…

『Borderlands2』エンタメ指向のFPS+RPG

『Borderlands2』をクリアしました(1週目)。ジャンルとしてはFPS+RPGと言ったところでしょうか?前作『Borderlands』も、次作にして本作の前日譚である『BorderLands The Pre-Sequel』も未プレイですが特に問題はありませんでした。前作をプレイしていれば…

御船山楽園へお花見

暖かくなりましたので、バイクで出かけてきました。 行き先は佐賀武雄の御船山楽園。紅葉の季節以来ですが、今回は桜が目当てです。福岡市内から2時間弱で行けるのでちょっとしたツーリングに良いのです。 予報ではちょうど満開の日でしたので、平日とはいえ…

『Civilization5』戦争は政治の手段

『Civilization5』をプレイしています。 『Civilization』と言えばストラテジーゲームおける1大シリーズですが、これまでプレイしたことがなく、本作がシリーズ初プレイとなります。これも昨年のウィンターセールで購入しました。全DLC入りで¥1200ほどでし…

NHKドキュメンタリー「シリーズ“脱炭素革命”(3)「激変する世界ビジネス グローバル企業の挑戦」」:最後はやや尻すぼみ

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NHKドキュメンタリー「シリーズ”脱炭素革命”」の3本目「激変する世界ビジネス グローバル企業の挑戦」を視聴しました。 www.nhk.or.jp 脱炭素革命の潮流を、金融面から追った1本目、電力事業から捉えた2本目に続く3本目は、個別企業の取り組みを追った内容で…

NHKドキュメンタリー「シリーズ“脱炭素革命”2▽激変する電力ビジネス」:正にパラダイム・シフト

TV

シリーズ”脱炭素革命”の第2回を視聴。 www.nhk.or.jp 投資と金融の面から脱炭素への潮流を追った第1回に続き、第2回は電力ビジネスで今起きている再生エネルギーへのシフトを追った第2回。タイトルこそ「激変する電力ビジネス」となっていますが、ビジネスの…

NHKドキュメンタリー「シリーズ“脱炭素革命”(1)「激変する金融ビジネス “石炭”からの投資撤退」」:舵は切られている

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2/26放送の「シリーズ“脱炭素革命”(1)「激変する金融ビジネス “石炭”からの投資撤退」」を視聴しました。 www.nhk.or.jp このテーマを特に熱心にトレースしていた訳では無いですが、それでも世界の潮流と自分の意識とのずれを感じざるを得ない内容でした…

ノスタルジア:静謐な映像作品

評価:2.5(5点満点) 総評 1983年公開のイタリア・ソ連合作映画。ロシアの巨匠アンドレイ・タルコフスキーの作品です。 自分にとって映画が娯楽であるのならば、本作は映画と言うより映像作品として評価すべきであると感じました。物語としても娯楽要素はほぼ…

『S.T.A.L.K.E.R. SHADOW OF CHERNOBYL』本格FPS初体験

『S.T.A.L.K.E.R. SHADOW OF CHERNOBYL』をクリアしました。 これまで最もゲームに熱中していた時代(だいたい25年前)には、FPSというジャンル自体が日本では盛んではありませんでした。その後海外でFPSがゲームの主流となり、日本でも多くのゲームが紹介、販…

ハイ・ライズ:遅すぎた映像化

評価:2点(5点満点) 総評: 2015年に公開されたイギリス映画。SF作家J・G・バラードの後期3部作の1作を映像化した作品です。原作は既読。 一言で言うならば映像化するのが20年遅かった映画と言ったところでしょうか?バラードが本作の原作(本作では”原案”扱…

『OneShot』 壁を超える試み

先日『Factorio』が面白いと記事を書きましたが、そろそろ別のゲームをやりたくなり、昨年のウィンターセールで購入した『OneShot』を始めました。 store.steampowered.com インディーゲームながら高い評価を受けていることが購入の決め手でしたが、確かに評…

『マッドマックス』シリーズ:ヴィラン、カーチェイス、そしてV8!

『マッドマックス』シリーズ。MoviePlusで全4作品を連続放映していたので週末一気に視聴しました。シリーズ1~3はこれまでに何度も観ていましたが、最新作の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は初視聴です。 感想としてはとにかく『マッドマックス 怒り…

『Factorio』が面白い

ここしばらく時間の融通が利くようになり、久々にゲームを楽しんでいます。登録しただけで放置していたSteamのアカウントを再開していろいろと面白そうなソフトを物色しています。 昨年はサマーセールで購入した『Fallout4』ばかりやっていましたね。私はフ…

就寝時に観る番組

視聴しているとどうにも眠くなる番組があります。別につまらないわけでは無く(中にはそういったものもありますが)、疲れた時などは観ているうちに眠くなりやすい番組のことです。どのようなものがそれに該当するかは人それぞれでしょうが、私はそのような番…

PLANET OF THE APES/猿の惑星 : 史上最も”オチ”が知られた映画に挑んだ結果は?

評価:3点(5点満点) 総評 1968年に公開されたSF映画の名作『猿の惑星』をベースとして制作された2001年公開のアメリカ映画です。 『猿の惑星』と言えばSF映画史上に名高い名作であると同時に、おそらく映画史上最もその”オチ”が知られている映画の一つでしょ…

BS1スペシャル 「少女が神になるとき ~クマリ ネパールの祈りとともに~」:現代の「生き神様」

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1/2放送のBS1スペシャル「少女が神になるとき ~クマリ ネパールの祈りとともに~」を視聴しました。 www.nhk.or.jp ”クマリ”と呼ばれ、ネパールで信仰される「生き神様」についてのドキュメンタリーです。”クマリ”は3歳程度の少女から選定され、選ばれた少…

BS1スペシャル「欲望の資本主義2018 闇の力が目覚めるとき」:新年一発目でコレは辛い

TV

1/3にBS1で放送された「欲望の資本主義2018 闇の力が目覚めるとき」を視聴しました。この番組昨年も放送されていて、視聴した記憶がある(中身はさっぱり覚えていませんが)ので、一応録画しておいた次第です。 www.nhk.or.jp で、感想なのですが、はっきり言…

年末年始は更新お休み

タイトルのみ

ロボットと市民権と『バイセンテニアル・マン』

gigazine.net 少し古いニュースですが、サウジアラビアでロボットが市民権を取得したそうです。このニュースを聞いて、古いSF読者ならばアイザックアシモフの名作『バイセンテニアル・マン』を思い起こす方もいるのではないでしょうか? アイザック・アシモ…

ヨーロッパのポピュリズム

今年の政治関連のキーワードは「ポピュリズム」だと思いますが、日本ではどうにもトランプ大統領の言動ばかり取り上げられがちです。実のところそれを批判する立場であるEU側のお膝元もずいぶんきな臭くなってきました。 EUの中でも特に、オーストリアとポー…

CATVチャンネル考

CATVについて少し書いてみます。 もう何年も地上波のTVをほとんど見ない生活が続いています。せいぜいNHKで朝晩のニュースを見るくらいでしょうか?TVはもっぱらBS、CSのチャンネルをザッピングしている状態ですね。 CS放送では映画、音楽、アニメ、ドラマ等…

アイ・ロボット:名作から生まれた凡作

評価:1点(5点満点) 総評 ※本作およびアイザック・アシモフ作品の一部ネタバレがあります。 2004年公開、アイザック・アシモフの名作SF短編集の名をタイトルに冠したSF映画です。SFは好きなジャンルなので、メジャーな作家はある程度読んでいます。その中で…

キーが短調から長調に変わるだけで、、、

つらつらとネットをサーチしていた時に見つけましたがこれは面白いですね。 gigazine.net 当たり前と言えば当たり前なのですが、実際に聴くと印象が全く変わってびっくりです。「ゴッドファーザー 愛のテーマ」がなんとものんびりした印象に変わってしまいま…

これは人気も出ますよね。分かってはいても

ロシアのプーチン大統領が年末恒例の大規模記者会見を開きました。 www3.nhk.or.jp この記者会見はプーチン政権年末の風物詩で、国内外のメディアを相手にプーチン大統領が長時間(3~4時間!)にわたり質問に答える会見です。時間が長いだけでなく参加するメ…

ドイツ参謀本部:遷移する戦争の中で生まれた”参謀”という役割

評価:4(5点満点) 書名:ドイツ参謀本部 著者:渡部昇一 出版社:中央公論社 総評 参謀 - Wikipedia 「参謀」という言葉は現代では用語が広がり、企業経営やスポーツなどでも使用されるがもともとは軍隊における役割を示す用語である。本書はその「参謀」と…