2019北海道ツーリング ③食事編

今回のツーリングでは”北海道の名物を食べまくる”、という気はそれほどなく、寧ろキャンプ場ではほぼカップ麺、朝食や昼食は抜きがちとグルメ的には落第点の内容だったが、それでも中々に美味い食事にもありつけた旅だった。

鳥善(釧路):ザンギ

鳥善 (とりよし) - 釧路/からあげ [食べログ]

散々雨と霧に悩まされた釧路で、景気づけにガッツのあるものを食べようとネットで検索。北海道ならザンギだろうと安直に決めて、釧路でも有名(らしい)”鳥善”へGO。

メニューはザンギ(骨付き/なし)とモモの唐揚げ、お新香。あとは飲み物のみという潔さ。たれにたっぷりコショウをかけて食べるのがこの店のルールらしい。

揚げたて熱々のザンギを手づかみでかぶりつくとたれの甘味と肉のうま味が絡み合い、コショウがまた絶妙なアクセントとなり実に美味い。食べるならやはり骨付きが良い。いかにも肉を貪り食う感じだ。

モモの唐揚げもボリューム十分。こちらは何もつけずにそのままイケる。

自分は酒を飲まないのでお供はウーロン茶。でもビールには間違いなく合うことだろう。

カフェ開陽台(中標津):ハニーソフトドッグ

caffe kaiyodai (カフェ カイヨウダイ) - 中標津町その他/アイスクリーム [食べログ]

ふわふわのコッペパンにソフトクリームを挟み、はちみつをたっぷりかけたスイーツ。ソフト+はちみつだけでは甘さがくどすぎるところ、パンにはさむことでうまい具合にくどさが抜ける。小腹がすいていたが、ソフトクリームだけでは物足りないと思い注文したが、意外に腹にたまる。襟裳から霧と風に悩まされつつ辿り着いた開陽台でようやく人心地つかせてくれた一品。

食事処やまや(中標津):エスカロップ

食事処 やまや - 中標津町その他/洋食 [食べログ]

ボリュームメニューで有名な中標津の洋食屋。自分は納沙布に行けなかったこともあり、根室名物エスカロップを注文。バターライスの上にとんかつ、更に上からデミグラスソースをかけた一品。何やら胸焼けしそうな組み合わせではあるが、思いのほかバターライスがあっさりしており、カツとソースを上手く引き立てる。中々の量があるのだがペロリと平らげてしまった。これはちょっと自分でも作ってみたくなる味だった。

中標津はそれほど大きな町ではないが、飲食店が多く、民宿やホテルも豊富なので次に行くときは道東方面の拠点に数泊するのも良いかもしれない。

BARISTART COFFEE SHIRETOKO(知床):バターチキンカレー

バリスタート コーヒーシレトコ (BARISTART COFFEE SHIRETOKO) (網走 - Retty

知床自然センター内にあるオサレなカフェ。ちょうど昼時だったので立ち寄った。味は悪くないが全く辛くない。バターチキンは辛味が売りではないとはいえ、全く辛くないと言うのも考え物。この店に限らずカフェ飯のバターチキンってだいたい辛くないのはなぜだろう。

監獄食堂(網走):監獄定食B

監獄食堂 (【旧店名】番外地食堂) - 網走/定食・食堂 [食べログ]

これが網走のクサい飯...という訳でもなく普通においしいホッケ定食。ちなみにA定食はサンマの塩焼き。付け合わせのフキと油揚げの煮物がやけに美味しかった。ごはんは麦が混じっているようだったが別に不味いわけでは無い。寧ろ不味い飯と薄い味噌汁とかにした方がネタ的には美味しい気がする。

網走監獄の土産物屋はなかなか洒落が効いていた。食堂もこのくらいはっちゃけてもいいのよ。

蛇の目寿司(留萌):蛇の目スペシャ

蛇の目寿司 - 留萌/寿司 [食べログ]

アワビ、ウニ、イクラ、トロ、その他もろもろ21貫で¥2700という破格の価格設定。小樽だったらこの2倍以上するだろう。海沿いの留萌に店を構えるだけのことはあり、ネタの鮮度、大きさ共に文句なし。何から食べるか迷うのほどの豪華さが嬉しい。正直寿司を食べるなら観光地価格の函館や小樽よりも、圧倒的に留萌ではないかと感じた。

ちなみに平日だと言うのに5時の開店から30分もしないうちにカウンターが埋まるほどの人気。行くなら開店直後、もしくは予約をしてからがおすすめ。

富良野チーズ工房(富良野):マルゲリータ

富良野チーズ工房 (フラノチーズコウボウ) - 富良野/ピザ [食べログ]

ピザ(クォーター)とドリンクで¥600と、観光地らしからぬ良心的な値段。観光の休憩がてら小腹に入れるのに丁度良い内容。個人的にはチーズ工房のピザらしくもっとモツァレラを盛り盛りにしてくれると嬉しいところ。

なんぷてい(南富良野):男前ステーキカレー

富良野で宿泊した民宿、”なんぷてい”に併設された同名のレストランの一品。肉はエゾシカ。初めて食べたが臭みがないのに肉の味が濃く、非常に美味。地元特産の野菜も美味しく、これで¥1100は安い。不満はボリュームが足りないこと。名前にふさわしくご飯の量はこの1.5倍は欲しかったところ。

この”なんぷてい”、民宿に併設されたレストランながら、寧ろこちらが本業らしく、かなり凝った料理をリーズナブルな価格でいただける。駅からも近いので富良野観光の拠点には良いところだと思う。

ラーメンレストラン ニングル(苫小牧):北の醤油ラーメン

ラーメンレストラン ニングル 双葉店 - 苫小牧/ラーメン [食べログ]

苫小牧と言えばホッキカレーの”マルトマ食堂”が有名だが、あいにく定休日だったのでこちらに来店。醤油ラーメンらしからぬ香ばしい香りと濃い味のスープ。これほどガツンとくる醤油ラーメンは初めて食べた。テーブルに置かれたすりおろしニンニクを加えると更にパンチの効いた味になる。豚骨派の自分でも納得のラーメンであった。

藪半(小樽):合鴨せいろ

蕎麦・料理 籔半 (やぶはん) - 小樽/そば [食べログ]

小樽では一番の有名店と言うことで来店...したのだが正直今一つだった。この店はそば粉を地元産のみ/混合の2種から選べ、自分は道産のみを選択した(こちらの方がお値段が高い)。しかし香りはほとんどなく、コシも今一つ。つけ汁のせいかとも思い直接そばを口にしても印象は変わらず。不味くはないが期待倒れな印象は否めなかった。

北海道はそばの一大産地と言うこともあり、一食はそばと決めていたのだが、産地の店が必ずしも美味いという訳でもないと言うことか。

若鳥時代なると(小樽):若鳥定食

なると 本店 - 小樽/鳥料理 [食べログ]

TVやネットでも話題になった、若鳥の半身揚げで有名な店。注文は当然半身揚げメインの若鳥定食。はっきり言って味は普通だが、やはりこの半身揚げを両手で齧り付くと言うのが良い。見た目通りのボリュームで、ごはんも食べれば満腹だ。小食の人は半身揚げだけでも十分だろう。人気店だけあって12時前には満席になっていた。

小樽洋菓子舗ルタオ(ルタオ):ドゥーブルフロマージュ

 小樽の人気洋菓子店。メルヘン通りの一角にも数店舗を構えるほどの人気でどの店も観光客であふれていた。本店の2Fがカフェになっている。フェリーターミナルからそれほど離れていないので、最終日に乗り場にバイクを置いた後に来店した。

平日とはいえさすがの人気店。閉店1時間前でも行列で、10分程待って席に通される。フロマージュは甘さは控えめだがチーズの味と風味が濃厚。レアとベイクド双方が楽しめる。さすがの一品という味だった。

 

今回の北海道ツーリングは、グルメと言う点ではそれほど充実した内容ではなかったが、それでも色々な料理を楽しむことが出来た。次回行くことがあれば宿での宿泊を中心にして更にいろいろな料理を楽しみたいところだ。