『BEARS,VODKA,STALINGRAD!』 クマとウォッカとTPS
『BEARS,VODKA,STALINGRAD!』をプレイ。プレイ時間?そんなものに意味は無い。
ロシア赤軍に従軍した2足歩行のクマがスターリングラードを舞台にナチをぶち殺しまくるTPS。以上。
このネタ臭しかない説明に興味をそそられたのなら即買い!...いや、買ってもいいんじゃないかな...多分。お勧めするかと言われればしない。ネタをネタとして楽しめる諸兄だけにお勧めしたい。個人的には結構嫌いじゃない。
操作は極めてシンプル。WASDで移動、左クリックで銃撃、1~3で銃を変更、Fで近接、Vでウォッカ。ごく平均的なTPSの仕様だ.
”Vでウォッカ”...。そう、ロシアのクマともなれば戦場でもウォッカは手放せない。飲めばどんな銃創もたちどころに回復だ。流石ソビエトロシアともなればウォッカさえ飲めば全て解決なのである。
ウォッカ片手に戦うクマの戦場は氷点下のスターリングラード(少なくともタイトルはそう言っている)。時間経過で視界が氷に阻まれる。そんなときは焚火に当たれば視界が回復するぞ!
ちなみに本作は2019年11月にリリースされた『BEAR,VODKA,BALALAIKA!』の続編。お前前作も持ってんのかよ、とか言ってはいけない。
当然こちらでもウォッカは手放せない。
前作に比べるとグラフィックは格段に向上、TPSとしての操作性も飛躍的に改善されている。だからと言って良く出来ているわけでは無い。そんな所になんとなく腹が立つ。
前作のクマはいきなりバラライカを持ち出し戦場にアツいシャウトを響かせていた。モーションだけで声も音もでないがとにかくアツいシャウトだ。しかしスターリングラードへの移動中に紛失したのか今作ではバラライカは持っていない。
「バラライカ無くして何のVODKA BEARか!」とお嘆きの諸兄、安心したまへ。DLCを購入してクマチャンにバラライカをプレゼント出来るぞ。
ちなみに今作のバラライカは楽器ではなく鈍器だ。そのサンカクヘッドでナチを撲殺するのだ!
今作にはDLCがもう一つ存在する。そのDLCを購入すれば癒しのクマちゃんが親愛なる同志スターリンに変身するぞ!
当然自分は買わなかった。
これでもう話すことは無くなった。なんでこんなゲーム買ったのかって?『Outer Wilds』で頭を使い過ぎたので、とにかく頭の悪いゲームがやりたかったのだが、STEAMで探して引っかかったのがコイツだったのである。
満足したかって?
ええ、腹が立つほど期待通りのゲームでした。
(2020/11/18追記)
『BEAR,VODKA,STALINGRAD!』の紹介動画をYoutubeに投稿しました。