2020年にプレイしたゲーム私的BEST5

前回の記事で今年プレイしたゲームを振り返ってみたが、本稿ではその中から私的BEST5を選出する。「2020年にプレイした作品のBEST5」なので、「2020年に発売された作品のBEST5」ではない。寧ろプレイした作品に今年発売されたものは殆ど無い。何なら一番古い作品だと20年近く前の作品すらあるほどだ。基本的にSteamのセール時にまとめて購入した作品をプレイしているので、発売直後の最新作には正直それほど関心が沸かない。寧ろ一年経過するだけで半額以下になる作品が殆どなご時勢なので、フルプライスでの購入はよほど好きなメーカーなりシリーズしか食指が動かない。今後もこの姿勢は変わらないだろう。

それでは2020年の私的BEST5を簡単に紹介。各作品についての批評はリンク先に詳しく書いているので、ここではそれぞれ簡単に振り返るのみとする。

第5位:DOOM(2016)

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 「シューターってのは、走って、撃って、キモチ良くてナンボ!」という事を改めて確認した作品。とにかく走り、そして撃つ。究極のところそれだけの作品なのだが恐ろしい程に徹底されたそのスタイルがとにかく楽しい。『Half-Life』以降のシナリオ・ドリヴンなプレイスタイルに対するFPS源流からのアンチテーゼ。頑ななオールドファッションの固持が逆に孤高のスタイルを際立たせている稀有な作品。

第4位:Cave Story+洞窟物語

Epic Games Storeの無料配布で入手した作品だが、これは正直購入してプレイすべきだったと後悔した。秀逸なアクションシューティングと王道の冒険活劇が最高のBGMで楽しめる。名前も評判も耳にしていたのに、これほどの名作をなぜ今までプレイしていなかったのか。

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 第3位:Armored Core for Answer

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 今年はACを本作以外にもV系の2作をプレイ(『AC4』は昨年プレイ済)。中でも本作が総合的に最も評価が高い。操作感、シナリオ、BGM、ビジュアル、雰囲気、キャラクター、全てが素晴らしい。爽快なプレイングフィールと裏腹にハードな世界観とシナリオのコンビネーションに痺れる。なんで今までプレイしてなかったのか不思議でならない。

第2位:Outer Wilds

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 2020年にプレイした中で衝撃度No.1。かつてなくオープンに設計された宇宙に何の寄る辺もなく放り出される突き放したコンセプト。昨今の親切過ぎる設計のオープンワールドとは真逆のデザインだが、これが正解であることはクリアして初めて理解できる。冒険と探索に伴う苦難と困難を味わってこその作品なのだ。これは間違いなく確信の元にデザインされたゲーム性であり、それを実現した制作陣の力量と覚悟は計り知れない。

第1位:SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE

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 広義にソウルシリーズの範疇に在りながら、全く新しいアクションの地平を切り開いた傑作。アクションのみならずシナリオ面でもソウルシリーズと全く異なる方向性が示されており、今後のフロムソフトウェアを占う上で本作の成功は非常に重要だと思う。しかしソウルシリーズ完結の次にこんな作品を発表されたらライバルはたまったものではないだろう。同社の底知れない実力を思い知った作品。今年一番没入した作品であることは間違いない。(だから早く『Elden Ring』の続報を!)

 

以上の5作品となった。今年も実に良い作品をプレイすることが出来た。来年もまた色々な作品を発掘していきたいものだ。