『Factorio』が面白い

ここしばらく時間の融通が利くようになり、久々にゲームを楽しんでいます。登録しただけで放置していたSteamのアカウントを再開していろいろと面白そうなソフトを物色しています。

昨年はサマーセールで購入した『Fallout4』ばかりやっていましたね。私はファミコン世代のど真ん中にいましたが、もっぱら据え置き機専門で、しかもここ10年程ゲームとはご無沙汰でしたから洋ゲーオープンワールドも初めての経験でした。なるほどこれはハマるのもよく分かります。『Fallout4』はバニラでストーリーをクリアしたのち、いろいろとMODを入れてクラフトを楽しんでしましたが、昨年のウィンターセールで、またいくつかソフトを購入したのでいったん終了しました。

で、次に始めたのが『Factorio』です。

store.steampowered.com

これがまた楽しい。ジャンルはいわゆる工業系のシミュレーションです。未知の惑星に墜落したプレーヤーが、その星の資源から様々な製品を開発し、最終的にロケットを作成し、脱出するゲームです。

最終目標であるロケットの開発までには様々な工程と素材が必要であり、更に高度な部品、製品の開発を行うには研究を行い、製造レシピを開放する必要があります。手掘りから初めて、燃料、電力の開発を行い、資源の採掘や素材、部品の製造を行います。膨大な素材を必要とする製品開発を一人ではカバーできないため、ベルトコンベアやインサータを配置して製造ラインを作り、工程を自動化して効率的な工場の開発を行います。

f:id:Martin-A:20180126135122j:plain

こちらが私の工場です。全体の半分、後工程の部分ですね。問題への対応を繰り返すうちに複雑化してしまい、プログラムで言えば立派なスパゲッティ状態です。各工程だけ見れば非常に単純で、作成する製品に対して必要なだけの素材を投入し、取り出すだけなのですが、何せ必要な部品の数と、その作成に必要な素材の数が膨大なので、なかなか効率的なラインになりません。また、ロケットの作成に至る製造と、各工程に必要な製品レシピの研究を並行することに加え、度々原住生物(バイター)の襲撃を受けるので防衛体制も整える必要があります(弾丸や武器も当然自分で開発、制作が必要)。

時間が経過するほどに巨大化するラインの中でボトルネックとなっている工程を探し、解決することの繰り返しですが、あるボトルネックの解決が、さらに別のボトルネックを誘発するなどなかなか休ませてくれません。試行錯誤を繰り返しつつようやく先日最初のフリープレイをクリアしました。

f:id:Martin-A:20180126135835j:plain

f:id:Martin-A:20180126135839j:plain

しかし実際にロケットを飛ばすところまで来ると、もはやそんなことはどうでもよくなるのがこのゲームの怖いところです。このゲーム、最終目標であるロケットの発射後もプレイを続行できるのですが、現在も延々と続けている状態です。まだ研究もすべて完了していませんし、原子力発電など試していない施設も残っています。バイターへの対応も施設の防衛から資源収奪の為の攻撃に移り、工場のラインももっと単純化できるのではないかと色々いじっているのですが、とにかくやめどころがないのです。おかげでウィンターセールで買ったソフトは全く手を付けられていない状態なのです。時間泥棒と言うやつですね。MODも豊富ですしまだまだ楽しめそうです。

要は並行して走るIn/Outのラインを如何に効率的、かつ拡張性を保って作るのかが問われるゲームです。内容的にプログラマーやSEなどのソフト関係者やプロジェクトマネジメントに従事するような人は結構ハマるかもしれません。

PS4などの据え置き機では販売していませんが、¥2,300でこの内容であれば十分な内容だと思います。