『Sekiro』のアプデが楽しすぎて積みゲーが崩せない日々

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最近は『Darksouls3』の武器縛り攻略ばかりプレイしていたが、先日『SEKIRO』のアップデートが配信されたので、こちらも久々にプレイした。

バグフィックスやバランス調整を除けば、発売後1年以上を経過して初となる追加コンテンツとなる今回のアップデート。スキンの追加である”姿変え”、ダクソで言うところのメッセージや血痕にあたる”残滓”が追加されたが、最大の追加コンテンツはボスとの再戦を可能とする”類稀な強者との再戦”およびボスラッシュである”類稀な強者との連戦”だ。

ボス戦を単体で再戦する機能については、ソウルシリーズでは長く望まれてきたものであると認識しているが、最新作の『SEKIRO』で遂に実装された訳だ。おまけにボスラッシュである”類稀な強者との連戦”では、最後に新技、新モーションが追加され、強化されたボスとの戦闘まで用意されており、無料で、しかも発売から1年半以上が経過した作品とは思えない充実した内容。

これをプレイしない手は無いので早速アプデを適用して久々に『SEKIRO』を楽しんだ。ようやく”類稀な強者との連戦”をクリアしたのでその感想を記録しておきたい。

 

連戦”御子奪還”(心中の弦一郎)

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今回追加されたボスラッシュモードである”類稀な強者との連戦”では、本編のシナリオに沿った3種のボスラッシュが用意されている。”御子奪還”では、本編中盤までのシナリオを踏まえたボスラッシュとなっており、序盤のボスである”鬼形部”、”まぼろしお蝶”との連戦に挑む。久々のプレイとは言え、初回プレイで散々負けに負けた相手でもあるため、それほど苦労せずに撃破できた。

そして2連戦の後に”御子奪還”最後のボスである”心中の弦一郎”と対戦する。

”心中の弦一郎”は、天守閣における葦名弦一郎との闘いの再戦であるが、今回のアプデで新技や新モーションが新たに追加されたボス戦となっている。

今回のアプデでは計3体の強化されたボスが登場するが、中でも最も強化されたのがこの”心中の弦一郎”だと思う。新技”桜舞い”(空中での回転斬り3連)に加え、弓射からの追い斬り、”浮舟渡り”からの派生での連撃などの新モーションが追加されているがそれだけではない。弓での攻撃の頻度が増し、新モーションがスーパーアーマー付きであることも加わり、これまでの攻略ムーブが上手く潰されている。特にエスト狩り、と言うべきか、回復のタイミングを潰すような嫌らしいムーブに動きが変化したことで格段に攻略が難しくなった。下手に距離を取ると弓の攻撃にさらされるだけでなく、突然距離を詰められることもしばしば。おまけに新技、新モーションは体幹の削り具合も中々に厳しく、下手な動きをすると一気に体幹を崩され、追撃で死亡というケースで何度も敗北することになった。もう弦ちゃん呼ばわりは返上と言わんばかりの強化で、実に戦いがいのあるボスに仕上がっている。

ちなみに”雷返し返し”は正直初見のネタ程度と言うべきで、見てしまえばどうと言うことも無い。ようやく階下の道場の掛け軸見てきたのね、弦ちゃん...

連戦”修羅”(心中の義父)

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連戦”修羅”は本編の修羅ルートをなぞるボスラッシュとなっている。まずは”柔剣エマ”、”葦名一心”、”怨嗟の鬼”の3体との連戦に挑む。久々のプレイで一番苦労したのは意外にも”柔剣エマ”。弾きのタイミングを完全に失念していたので、勘を取り戻すのに少々時間がかかった。”葦名一心”と”怨嗟の鬼”は本作での負けた回数ベスト3に入るだけに、操作感を取り戻せば安定して撃破するのにそれほど時間はかからず。

そして3体のボスを撃破した後に挑むのが”心中の義父”。

”心中の義父”も”心中の弦一郎”同様に新技、新モーションが追加されているが、特筆すべきは”霧烏”の使用だろう。もともと”義父”は天守閣の”大忍び 梟”戦と比較してもアグレッシブで剣戟が楽しいボスだったが、霧烏の使用がそれに拍車をかけている。より攻防に緊張感が増しただけでなく、これまで攻略の常道であった壁ハメを潰す働きをしている。これも単なる技やモーションの追加ではなく、それがムーブそれ自体の変化に繋がっており、実に良い強化と言うべきだろう。

”心中の弦一郎”程の強化は感じられないものの、よりプレイして楽しいボスに仕上がっている。

連戦”不死断ち”(心中の一心)

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連戦”不死断ち”は本編中盤~エンディングをなぞるボスラッシュ。挑むのは”獅子猿”、”大忍び 梟”、”宮の破戒僧”、”巴流 葦名弦一郎”の4体。初回プレイでも中盤以降はかなり楽に進められたので、これらのボスは久々のプレイでも余裕のクリアだった。

そして最後に挑むのが3体目の強化ボスである”心中の一心”。

孫が使った”不死斬り”をとんでもないレンジで使用するなど、追加された内容が実に全盛期の葦名一心に相応しい内容。大槍を構えた第2形態でも、豪快な新技、新モーションが追加されており、慣れるまで数度の敗戦を必要とした。

しかし追加された新技、新モーションに単発感が強く、それぞれの対処さえ把握してしまえばこれまでのプレイ同様の攻略ムーブで対応することが出来た。”心中の弦一郎”や”心中の義父”に比べると、単純な技やモーションの追加と言った風情が強い。

しかしそれでも久々に戦う剣聖の強いこと強いこと。これがムーブそのものが変化するような強化であれば更に苦労したこと請け合いだ。

 

以上、アプデで追加されたボスラッシュ”類稀な強者との連戦”の感想である。久々のプレイだったがやはり『SEKIRO』は楽しい。長い間を空けてのアプデでこれだけのものを届けてくれたのだ、DLC、期待していいんですよねフロムさん...。