『Mount & Blade:Warband』のんびり中世騎士生活

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『Mount & Blade:Warband』をプレイ中。現在プレイ時間が50時間を超えたところ。

8年前のゲームだけど面白い。一口にジャンル分けすることが難しいゲームだ。

RPGのようでもあり、アクションの要素もあり、RTS的な楽しさもある。どれか一つにカテゴライズすることは出来ない。敢えて言うならば『中世騎士生活シミュレーター』といったところか。

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プレイヤーは裸一貫の状態で、中世ユーラシア大陸的な世界に放り出される。そこから何をするのかはプレイヤー次第だ。男一匹、一振りの剣を頼りに世界を渡り歩いても良いが、オーソドックスに行くならばまずは村々を回り志願兵を集めることだ。この世界では追いはぎや盗賊、果ては脱走兵までもがそこらに徘徊し、弱者と見るや襲い掛かり、身ぐるみ剥がれる羽目になる。まずは力を蓄えるのだ。戦いは数だよ、と言うやつだ。

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ある程度の兵士を集めたならば、彼らを鍛えるのだ。訓練場はあるがそんなかったるいことはやってられない。そこらにいる追いはぎを探せ。自分たちより数が少ない連中を見つけて襲い掛かれ。実戦で兵士を鍛え上げるのだ。戦いの後は身ぐるみを剥ぎ、手近な街で売り払え。兵士を率いるのは金がかかる。給料、食費。いくらあっても金は足りない。兵士を鍛え、戦費を得るには盗賊狩りが手っ取り早い。捕虜にした連中は奴隷商に売り払えばさらに金になるぞ。

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このゲームで一番きついのはこの序盤の兵士育成と金策だろう。開始当初に村で雇う志願兵はぶっちゃけ農民なので、一番弱い追いはぎ相手でもすぐに死ぬ。そのくせ給料と食費はかかるので、なかなか思うように兵の数を増やせない。当面はひたすら追いはぎ狩りに精を出しながら、兵士を育て、増やすことに専念することになる。

ようやく兵士の数と質がそろい始め、そうやすやすと夜盗程度に負けない軍団を作り上げた頃、このゲームの真の自由が目の前に開けることになる。

5つある王国のいずれかに仕官し、立身出世に励むもよし、いずれの陣営にも肩入れせず、傭兵集団として中世を渡り歩くも良し、各地の大都市で事業を経営し、独立騎士団の長として気ままに過ごすも良し、レベルが上がったならば少数の精鋭のみを引き連れ各地で剣をふるうも良し。明確なエンディングがないこのゲームは何をしても良いのだ。

とはいえどの道を選ぶにしても、基本的には金を稼ぎ、敵を倒し、自分や兵士を育成する、という作業プレイの繰り返しになることは否めないのだが、不思議と飽きが来ない。いつでもプレイの目的を変えることのできる気軽さがその理由なのだろう。ついつい時間がたつのを忘れてプレイしてしまう。スルメゲーだ。

現在は5つの国家の一つ、ベージャー王国に仕官し、領地を着々と増やしつつあるところだ。

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このまま大陸の統一に貢献するか、独立して自ら覇権に乗り出すか思案中。まだまだ楽しむことが出来そうである。

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